不動産投資でのインフレ対策

固定資産税を滞納すると不動産投資にどんな影響があるのか?

金融機関の融資に影響することもある滞納問題

アパート経営やマンション経営などの不動産を所有している間、毎年支払うものが固定資産税都市計画税です。まとめて「固都税」ということもあります。

今回は「もし固定資産税を滞納してしまうとどうなるのか?」について見ていきたいと思います。

1.固定資産税(固都税)とは?

固定資産税とは、簡単にいえば土地や建物などの“固定資産”に対して市区町村が課税する“地方税”のことです。

毎年1月1日時点で不動産を所有している人に課税され、納付については自治体によって違うこともありますが、1年分を一括で支払うか年4回(6月、9月、12月、2月)に分けて納付することになります。

いざ納付書が送られてきてから納税額を用意するのでは間に合わないこともあるかもしれないので、事前に税額をある程度でもよいので調べ計画的に準備しておきましょう。また東京にマンション、横浜にアパートというように複数の不動産を所有しているかたは自治体毎の納付期限に注意してください

2.税金の滞納が原因で金融機関のローン審査に落ちることもある

固定資産税を滞納すると不動産投資にどんな影響があるのか?

固定資産税を滞納すると金融機関での融資審査に落ちる、不動産を差し押さえられるなどの恐れがあります。

「ついうっかり忘れていて、督促状がきたあと直ぐ支払った」という場合でもほぼ間違いなく銀行の心象は悪くなるでしょう。たった一回の滞納だとしても銀行にとっては見逃せない重大な問題です。もし「この人は返済が遅れることがある=信用できない」と判断されれば数百万円の少額ローンでも断られる恐れがあります。

だからこそ不動産を購入するときは手元に現金を残し、税金の支払いや突発的な修繕に備えることが大切なのです。とくに不動産を購入した初年度には“不動産取得税”というものも課税されますし、物件が古くリフォームが必要なときは修繕費用がかかることもあります。税金についての知識がないと思わぬところで躓くことがあるかもしれません。

すでにご存知かと思いますが不動産投資では融資を上手く活用できるかどうかがカギを握ります。もしこれから1棟1棟と物件を増やして家賃収入を上げ、いずれはサラリーマンを早期リタイアしようと目標をお持ちであれば滞納などには十分気をつけておきましょう。サラリーマンのかたは会社側で納税してくれるので「税金」と聞いてもピンとこないこともあるかと思います。一つの方法としては納税期限を忘れないように不動産投資用の手帳などを作り定期的にチェックするなどもオススメです。

3.もし滞納したときは絶対に督促状を無視してはいけません

固定資産税を滞納すると不動産投資にどんな影響があるのか?

もしも固定資産税を滞納し自治体から督促状が送られてきたときは絶対に無視などせず、早めに自治体へ連絡し収めましょう。督促状には「納税しなければ差し押さえを実行する」と記載されていることもあり、場合によっては手に入れた収益物件を手放すことにもなりかねません

どうしてもやむを得ない事情があり納税できない場合などでも早めに自治体へ相談しておくほうが良いでしょう。場合によっては分割での納付ができる可能性があります。また差し押さえとなれば預金や給与、不動産などの“財産”を抑えられますが、これは一度の督促状だけで実行されることはあまり考えにくく、差し押さえが実行されるまでに数回は送られてくることが多いようです。

3-1.滞納で延滞金が課せられることにも注意!

固定資産税を滞納すると延滞金が発生します。これは滞納した期間によって割合が変わり、最高で年9.2%が課せられるので注意してください。

  • 納付期限の翌日~1ヶ月経過までの支払い:年2.9%
  • 1ヶ月以上:年9.2%

たとえば土地5,000万円、建物3,000万円の8,000万円のマンションを購入し、固定資産税がおよそ30万円のケースで考えてみましょう。納付期限を忘れてしまい2ヶ月滞納したときの延滞金は30万円×9.2%×(2ヶ月/12ヶ月)=約4,600円です。実際には日数で計算するのであくまでも目安ですが、滞納に気がついたときには早めに収めることが大切だということがお分かりいただけるかと思います。

3-2.もしも税金を滞納したら銀行にバレてしまうの?

固定資産税を滞納すると不動産投資にどんな影響があるのか?

督促状を無視しつづけ差し押さえの実行となれば、預金などが差し押さえられるので銀行も滞納に気づきます

しかし期日を過ぎたものの速やかに支払ったケースなどでは、自治体から銀行に対して「この人は固定資産税を滞納しています」などと連絡されることはまずないので、滞納したからといって絶対に銀行にバレるというわけではありません。

考えられるのは融資を受けるために提出する書類で固定資産税を納税したときの領収書を求められるときなどでしょう。領収書には納付期限はもちろん納付日までしっかり記載されているので、この書類を見るだけで滞納しているかどうか一目瞭然です。

うっかり忘れて滞納したために融資が受けられなくなるということがないよう、各自治体の納税スケジュールなどを確認しておくようにしましょう。

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