老後の生活

「老後は医療費負担が少なくなるから大丈夫」って本当?

増え続ける医療費の自己負担額

退職金やコツコツと貯めた貯金と合わせれば、老後もなんとかやっていけるはず。「医療費負担は3分の1になるし、贅沢さえしなければ問題なく暮らせるだろう」と考えるかたは多いと思います。実際に保険の加入や見直しをするときも「老後の医療費はそれほど心配しなくてよい」といった話をきくこともあるでしょう。

しかし本当に老後の生活は安心できるのでしょうか?

老後の

少子超高齢社会がいま以上に進むことは確実です。いまでさえ年金などの社会保障制度は崩壊していると言われる時代。老後は医療費の自己負担が軽くなるから安心と高をくくっていると下流老人へと陥ることにもなりかねません。

「国民医療費、初の40兆円超 13年度確定値2.2%増 」
厚生労働省は7日、2013年度の国民医療費が前年度より2.2%増えて40兆610億円になったと発表した。確定値ベースの国民医療費が40兆円を超えたのは初めて。一方で財源別にみると、自己負担が軽い高齢者が増えたことなどを受け、患者の窓口負担の比率は0.1ポイント減り11.8%だった。窓口負担の比率は下がり続けており、その分を現役世代や公費の負担で補い続けている。

※引用:日本経済新聞

すでに昨年には医療費負担が40兆円という驚愕の数字を出しました。超高齢社会の日本では高齢者の医療費を現役世代や公費で補っています。

国民医療費の総額は増え続けているにもかかわらず、窓口負担はほんの僅かしか増えていません。これはつまり自己負担の少ない高齢者の数が増え、病院を受診するかたが多くなっているということ。日本のように高齢者が優遇される制度の国では、高齢化が進めば現役世代の負担は増えます。社会保障制度が完全に崩壊するか、ベビーブームがきて少子化が止まらないかぎりこの流れは変わらないでしょう。

このままでは制度が崩壊するのは確実です。ここまできてようやく高齢者の医療費負担を増やそうとする動きがでてきました。現役世代としては、働いている間さんざん搾り取られ、いざ自分が高齢者となったとき自己負担を増やされることになるので納得しにくい部分もありますが、日本という国を維持発展させるためには仕方のないことなのかもしれません。これからは年金や高齢者優遇の制度に頼るのではなく、老後の生活に困らないよう各自で資産を築かなければなりません。

年金は生活の「ベース」となるお金

年金だけで生活できるか、と聞かれれば答えはNOです

数千万円の退職金があるような会社にお勤めのかたは話がかわりますが、退職金そのものがない企業も珍しくありません。基本的には年金はあくまでも生活のベースとなるお金として考え、プラスαの収入が入ってくるようにするか、まとまった貯蓄をつくっておくなど対策が必要です。

老後の生活

年に1度の旅行、たまの外食、お孫さんがおられればプレゼント代など、平均的な老後を送るためには年金だけでは心もとないもの。年金の仕組み上少子化が進み続けるかぎり給付額も少なくなるのは目に見えています。年金だけに頼った老後のプラン設計は残念ながら非常に危険と言わざるを得ません。

できれば現役時代に不動産を購入するなどし年金以外の収入源を作っておくことができればより安心です。

ローン完済時の年齢を考えて投資しよう

まとまったお金ができてから不動産なり株なりを始めようとするかたもおられますが、これはあまりオススメできません。

株式はそれなりに勉強する期間が必要ですし、いまのように乱高下が激しい市場で利益をだすにはプロ並の腕が必要です。なにより安定という点では短時間で大きく損をすることも珍しくないので、私的年金としては向いていないと思います。

その点、不動産投資は収入が安定しているので私的年金としてよく投資されています。もちろん退職してからでは融資など問題もあるで、会社員として働いている現役時代に始めるようにしましょう。またローン返済時の年齢を考えると早く始めたほうがよいのは確かです。団信への加入条件もあるので、健康で働けるうちに始めようとする方も多くいらっしゃいます。

不動産での収入はいわば不労所得。管理をすべてご自分でされている方もおられますが、会社員など本業があるかたであれば基本的にはサブリースといって管理会社に手数料を支払うことで入居者づけから清掃、クレーム対応といったことを全て任せることをオススメします。

また会社を退職するころにローンを返済できるようにプランを組むことで、老後は貯金を崩さずに年金と家賃収入だけで生活することが可能。手元にお金を残しておけるので、精神的にも余裕があります。もし病気にかかり、治療に大きなお金がかかるとなった時に貯金を使ったり、不動産を売却するなどでまとまったお金をつくることも可能。

持っている間は物件が収入を生み、売ればまとまったお金が手に入る。これが不動産投資の魅力です。

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