不動産ローン借り換えによるデメリット

年金だけでは生活できない!定年までの目標貯蓄額はどれくらい?

先が見えない社会保障制度に老後への不安が積もる日々

年金制度の崩壊などと言われている中、老後への不安が全くないという方は少ないことでしょう。ときに「老後のための貯蓄目標は1億円」などと書かれている雑誌などもあり、それらを目にする度、我が家は大丈夫だろうかと不安を募らせてしまいますね。

しかし決してこれらの数字を鵜呑みにする必要はありません。たとえば海外旅行に年4回行きたいのか、それとも老後はそれほど贅沢はしなくてもいいので日々の生活に困らない程度の生活をおくりたいのか等、人によってプランは様々なのです。

もちろん“ゆとりある老後”と言われる生活水準を目指すのであれば話は別ですが、「1億円なんて貯められない」と悲観する必要はないでしょう。

まずは毎月の支出をしっかりと把握できているかどうか。そして老後の年金受給額を調べ、人生が90年とするといくら足りないのか、貯蓄はいくら必要なのかを知ることから始めてみましょう。

1.老後の生活費は夫婦で約27万円が一つのライン

老後資金がどの程度必要になるのかは誰もが気になるところ。しかし家族構成や収入支出額、そのほか各種ローンの支払いなど個々に状況が異なるため、一概にいくら必要ということは言えません。ただし、あくまでも参考例ですが、老後に夫婦二人のみで生活する場合は月27万円ほどが平均といわれています。

もちろん月27万円というのは一般的な生活での金額なので、いわゆる“ゆとりある老後”とまでは言えないでしょう。たとえば老後もマイカーを持ちたい。新車が良い。住宅ローンの返済は定年後も続く。海外旅行など趣味のための支出は惜しみたくないというケースでは、それらに係る費用も見越して毎月の必要な額を算出しておかなければなりません。

ただ、多くの場合では現役時代よりも毎月の生活費や必要な金額は下がるため、現在の生活費の70~80%ほどが目安といわれています。ときに「老後は1億円が必要」といわれることもあるので不安に感じるのも無理はありませんが、生活水準は人によって全く違うわけですから、いま現在貯蓄があまりできていなかったとしても必要以上に悲観することはないのです。

大切なのは現在の支出など状況をしっかり把握すること。そして老後にいくらかかるのかを大雑把でもよいのでシミュレーションしておくことです。いま毎月30万円で生活しているなら24万円ほど。40万円なら32万円などある程度の生活費を求めたあとは、受け取れるであろう“年金受給額”を引き、そこでマイナスとなった部分を補えるような貯蓄額を目標に設定してみましょう。

また、いまは定年後もパートやアルバイトなどで働きつづけるケースも珍しくありません。不足分はパートなどで補いながら年金の需給開始年齢を引き上げると受け取れる年金額を増やすことも可能です。もし途中で体力的に働くことが難しくなればそのとき申請するとよいわけですから、ローリスクで誰でもできる方法と言えるでしょう。定年までもう少しというケースではこのような方法も使えるということを頭の片隅にいれておくと不安も和らぎます。

また、現役時代に不動産投資や国債購入などで資産運用ができていた方は、年金だけに頼らない生活も可能です。もしもまとまったお金が必要になったときには不動産を売却するといった選択肢もあるため、若く働き盛りのうちに不動産投資を始めるのも一つの方法でしょう。

2.年金はいくら貰えるの?「ねんきんネット」でチェックしてみよう

「年金をいくら受け取れるのか分からない」という方は少なくありません。ただ、いまはスマホでも簡単に確認できるサービスがあるので安心してください。

日本年金機構が提供している「ねんきんネット」では、いつでも最新の年金記録をインターネットで確認できるようになっています。

ねんきんネットの登録方法

このサービスを初めて利用する際は、上記のように登録手続きが必要です。登録に必要な“基礎年金番号”とは「年金手帳」や「ねんきん定期便」に記載されている10桁の数字のことで、このほか「ねんきん定期便」に記載されている17桁のアクセスキー、氏名、生年月日といった情報を登録すると直ぐにユーザーIDが発行され「ねんきんネット」を利用できるようになります。

ただしアクセスキーの有効期限は3ヶ月なので、もし期限切れやアクセスキーをお持ちでないという方は「アクセスキーがない場合」というページに従い手続きを行いましょう。

年金を実際いくら受け取れるのか知らないという方は多いのですが、それでは老後のプランを描くことはできません。できれば早いうちに確認し、大まかでも老後の生活費がいくら不足するのかをシミュレーションしておくことをオススメします。

3.老後の暮らしは毎月4~5万円の赤字になる!?

最後に参考として総務省統計局の「家計調査」から分かるデータをお伝えしましょう。

ここ10年ほどの間、老後は夫婦二人で月の生活費が約27万円。その反対に公的年金などの収入は約22万円と言われており、毎月4~5万円の赤字が出るとされています。

つまり大雑把に計算すると、仮に90歳まで生きるとして老後期間を25年とすると「5万円×12ヶ月×25年」となり、およそ1,500万円が不足するということです。この金額を一つの目安にし、プラスαで医療介護費として約300万円など余裕をもたせた見積もりを行なうとよいかもしれませんね。

仮に定年まで2,000万円の貯蓄を目標とした場合、40代からでは残り25年、50代からでは残り15年の準備期間があります。もし月の目標貯蓄金額に足りない場合は家計を見直すなどで対策していきましょう。

コツコツと出来る部分から貯蓄を始めることが、老後破綻しないためにはとても大切です。尚、家族構成などは個々で異なりますので、より詳しい判断はFPなど専門家へのご相談をオススメします。

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