傾いた物件は避けるべき?高利回りでも危険な理由とは

建物が傾いていないかをチェックすることは必須です

中古の不動産を購入するときは、建物の傾きを必ず確認しておくことが大切です。確認しなかったことで傾いた物件を購入してしまうかたもおられるでしょう。また、購入するときには入居者がいたため調査できず、あとになってから傾きに気がつくこともあるとのこと。

建物が傾く原因は様々ですが、たとえば地盤沈下や地震による液状化現象が考えられます。ジャッキアップや曳家(ひきや)などである程度までは対応できることもありますが、費用がかかるため自己資金を抑えて投資したいかたは避けたほうがよいでしょう

1.なぜ傾いた物件が危険なのか

傾いた物件を購入するリスク

傾いた物件が危険な理由で大きなものは地震で倒壊する恐れがあるためです。

正常な物件は均等に荷重がかかるのに対し、傾いている場合は一箇所に大きな荷重がかかりますから非常にバランスが悪くなり、倒壊する危険が高くなります。とくに日本は地震大国ともいえるほど頻繁に地震がおきていますから、ほんの少しであろうと傾いていることがどれほど危険か考えるまでもありません。

傾きが0.6~1度を超えると多くのかたが傾きに気づくと言われており、なかには0.3度ほどの僅かな傾きでも感じ取るかたもおられるようです。傾いた住居に住まうことで体をまっすぐにしようと踏ん張り、やがて肩こりや血行不良、食欲不振、不眠頭痛、めまい、精神的に不安定になるなどの自覚症状がでるといわれています。

また入居者募集の際にも、内覧時に床の傾きが原因で契約まで進まないことも考えられます。立地など条件のよいものなら家賃次第で入居されるかたもおられるかもしれませんが、せっかく決まったとしても傾きが原因ですぐに退去されるようでは原状回復費などが多くかかってしまうでしょう。

どれほど利回りが高い物件でも倒壊や健康被害、入居者募集などを考えると避けるべきではないでしょうか。

2.経験と知識を持つかたはワケあり物件でも購入することもある

傾いた物件を購入するリスク

不動産投資の知識や経験が豊富なかたは、このようなワケあり物件でも購入することがあります。

たとえば木造で、柱の一部のみが腐敗したことで傾いているものは比較的直しやすいため、価格や利回り次第では購入されるかたもおられます。このような物件を購入したときよりも3倍近い価格で売却したという話もあるようです。

知識や経験があり、購入する前に出口戦略までしっかりと練ることができるかたならばワケあり物件も狙い目なのかもしれません。しかし予想以上に被害が大きいことが後から分かり、多額の修繕費がかかることもあるためリスクは高いです。初めての不動産購入ではまず避けるべきでしょう。

3.安くて高利回りな物件が良いとは限らない

傾いた物件を購入するリスク

不動産投資を成功させるには安く取得して高く貸す(高く売る)ことが基本といわれています。しかし「とにかく安いもの」ということで探してしまうと失敗する危険が高くなるので注意してください。

安い物件には安くなっている理由があります。それは立地かもしれませんし、何らかの瑕疵(かし)があるのかもしれません。理由を知り、リスクに納得したうえで購入するならば問題ないとは思いますが、それらを無視した投資は失敗する危険が高まるので注意しなければなりません。

多少の修繕で済むならばリスクは低いですが、もし修繕に数百万円や数千万円もの費用がかかるようでは、回収するまでに一体どれほどの期間を要するでしょうか。失敗を避けるには購入する前にしっかりとシミュレーションし、出口戦略まで考えることが大切です。

この記事の後によく読まれています

ページトップ