海外への不動産投資で本当にあった失敗談

初の司法判断!マンション民泊に差し止め命令が出た理由とは

大阪地裁で民泊の差し止め命令が出た理由

マンションの区分所有者が民泊を無許可に行っていたとして裁判になっていましたが、ついに大阪地裁は管理組合側の主張を受け入れ民泊の差し止めを命じました

マンションの部屋に旅行者を宿泊させる「民泊」の是非が争われた仮処分裁判で、大阪地裁が、マンション管理組合の主張を受け入れる形で部屋の区分所有者に差し止めを命じる決定を出したことがわかった。

※引用:読売新聞 2016年5月24日掲載

このケースではマンションの管理規約に「専ら住居として利用する」という条項があったとのこと。さらに区分所有者は管理組合には知らせないまま営業を行っていたことなどから差し止め命令が下ったのでしょう。

マンションなどでは資産価値が低下することなどを理由に民泊を禁止するところも出てきています。メディアなどでも報道されていますが「黙っていればバレない」「無許可のままが儲かる」という考えで違法に営業をおこなうかたもいるとのこと。管理組合と無許可民泊との戦いは今後も続くと思われます。

大阪地裁で民泊の差し止め命令が出た理由

いま日本では自治体などの許可を得ずに営業している違法民泊が大きな問題になっています。パリ同時多発テロでは主犯格が民泊を利用しており犯罪の温床となる危険があることや、マンション内の治安悪化などから民泊が近くで行われることに強い不安を感じている住人のかたも少なくありません。

政府は民泊を行っていることがわかるよう掲示を分かりやすい場所に表示する義務や、許可を取りやすくすることで匿名性を排除するなど方針を示していますが、東京23区内を中心に各自治体は条例の見直しには慎重な姿勢を取りつづけています。

なぜそれほどまでに慎重になるのか、その答えはフランスの事例にありそうです。

1.民泊先進国のフランスで起こっている報道されない真実とは

日本よりも先に民泊が広がったフランスでは、下記のような深刻な被害がでています。

1-1.テロリストの潜伏先になった

記憶にあたらしいパリの同時多発テロでは、主犯格が民泊を利用していたことが分かっています。そのほかにも死亡事故、性的暴行、盗難、火災、薬物使用などの温床になっているという事実があります。

このような危険が近くにあると分かれば、マンション内で退去者が続出してもおかしくはありません。治安の悪化はさらにすすみ、やがてゴーストマンションとなることも考えられます。また当然ですが、事故や自殺など何らかの瑕疵(かし)があれば資産価値は大きく下がるでしょう。

1-2.ホテルや旅館の廃業や雇用の減少

フランスでは1日に1件のホテルが廃業や倒産に追い込まれているとのことです。民泊が増えたことでマンション価格が高騰し、住居を買えずに郊外へ移り住むかたも少なくありません。ホテル廃業で雇用が減るだけでなく住人まで激減すれば、地域経済は深刻なダメージをうけるでしょう。事実、子どもがいないことで学級閉鎖を余儀なくされた学校も出ています。

これは日本でもすでに前兆がみられます

なんと宿泊施設が足りないと言われている東京や京都でさえ、ホテルや旅館の客室稼働が年間5~10%弱も落ちているのです。そう遠くない将来に東京や大阪、京都などではフランスと同じような状況に陥る恐れがあります。

2.最大の課題は「匿名性排除」と「近隣住民の理解」

最大の課題は「匿名性排除」と「近隣住民の理解」

フランスが民泊に失敗したのは匿名性を排除できなかったことが大きな原因と考えられています。匿名性が高いことで脱税が起こりやすくなっており、取り締まりも難しい状態です。民泊を推奨していたフランスがいまでは民泊を減らす動きをとっている。これが何故なのかをよく考え、日本での規制をどうするのか慎重に検討しなければなりません。

また周辺住民からの理解を得ることも大切です。いまもクレームや相談、通報などが自治体などへ多数寄せられています。トラブルを避けるには民泊を行っていることを説明し理解を得られるかどうかがポイントになるでしょう。

すでに「年間180日以下の営業日数制限」などが盛り込まれており、今後競合が増えてきたときに果たしてビジネスとして成り立たつかどうかが見えないなど、民泊には投資家から見ても不透明な部分が多くあります。いざ参入したはいいものの全く利益がでない、さらには犯罪に使われたという事態に陥ることは避けたいものです。今後の政府や自治体の動向にはしっかりと注目しておきたいところですね。

ただ民泊と同じように注目を集めているものにシェアハウスが挙げられますが、こちらはすでに規制が定まっているので安心して参入できるうえ、日本人だけでなく外国人労働者や留学生などからも高いニーズがあるなど魅力のある投資方法です。詳しくは下記をご覧ください。

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